和名にもその特徴が色濃く表れている。大きな目がトレードマークのメバル(目張)は、夜間でも僅かな光を頼りに捕食活動を行う抜群の視界を誇る。視界に入った微小なワームやプラグに対して非常に繊細で、違和感を覚えると即座にルアーを吐き出すクレバーさを持つ。ラインの太さやフックの重さ一つで反応が劇的に変わる理由はここにある。
対照的に、ゴツゴツとした武骨な頭部が特徴的なカサゴ(笠子)は、海底の遮蔽物に依存した生活を送る。根魚(ロックフィッシュ)の代表格として知られ、縄張り意識が非常に強い。自分のテリトリーに侵入したルアーに対しては、迷いなく力強くバイトしてくる。この直情的なアタリと、かけた瞬間に根へ潜ろうとする強烈な引きこそがカサゴ釣りの醍醐味だ。