これほどの美貌と個性を持ちながら、スキャンダルとは無縁だったわけではない。過去の芸能ニュースを振り返れば、大物俳優や制作関係者との交際が幾度となく囁かれてきた。しかし、そのどれもが決定的な熱愛発覚には至らず、煙のように消え去っていった。
かつて所属していたオフィス北野の時代を通じても、彼女は自らのプライベートを切り売りして話題を作ることを頑なに拒んできた。誰かに媚びることなく、理不尽には毅然と立ち向かう男勝りな一面と、仲間を深く思いやる義理堅さ。そうした骨太な人間性が、浮ついたゴシップを寄せ付けない結界となっていたのだろう。
愛に溺れることなく、表現の現場でプロフェッショナルとして対等に渡り合う。その潔い姿勢が、業界内での絶大な信頼を勝ち取る原動力となった。