検索エンジンで「Pinterest 見るだけ 危険性」と調べるユーザーの多くは、アプリやブラウザで画像を眺めているだけで深刻な被害に遭うのではないかという恐怖を抱いています。結論から言えば、公式アプリや正規サイト内で画像を見ているだけの行為によって、直接ウイルスに感染したり法的な罪に問われたりすることは構造上ありません。
Pinterest公式サーバー上にホストされている画像データをプレビュー表示する段階では、スクリプトによる不正コードの自動実行(ドライブバイダウンロード等)を防ぐサンドボックス環境が機能しています。しかし、ネット上で「見ただけで感染した」と証言するユーザーの事例を精査すると、画像そのものではなく「ピンをタップして外部ブラウザで遷移したリンク先」で不正なマルウェアを仕込まれている実態が浮き彫りになります。
もう一つの重大な懸念である「ピン留め 違法性の真相」については、現行の著作権法との兼ね合いを厳密に区別して理解しなければなりません。著作権法第30条が定める「私的使用のための複製」は、あくまで個人的・家庭内に準ずる狭い範囲で、手元の端末内にデータをダウンロードして楽しむ場合に限定されます。
Pinterestの初期設定である「公開ボード」に他人のイラストや写真をピン留めする行為は、インターネット上の不特定多数に向けて画像を配信可能な状態に置くことを意味し、著作権法第23条が定める「公衆送信権(送信可能化権)」の侵害に該当する可能性が極めて高い行為です。刑事罰の対象となる悪質な海賊版ダウンロードとは文脈が異なるものの、民事上の差止請求や損害賠償請求の対象となり得る行為を、ボタン一つで無自覚に行ってしまう点に最大の落とし穴があります。