映画のエンディングは、階段で「君の名前は――」と問いかけ合う場面で幕を閉じます。観客の最大の関心事であった「その後、ふたりは本当に結ばれたのか」という疑問に対し、決定的な答えをもたらしたのが2019年公開の次作『天気の子』でした。
映画『天気の子』の劇中には、まさにファンサービスを超えた重要シークエンスとして、瀧と三葉がそれぞれ独立して登場します。
【立花瀧の登場シーン】
下町に住む祖母・立花冨美(ふみ)の依頼を受け、主人公・森嶋帆高と天野陽菜が「晴れ女」の仕事として庭を晴れにしに訪れた際、瀧は祖母思いの優しい青年として登場します。この時の瀧は大学を卒業したばかりのスーツ姿で、帆高に恋愛のアドバイスを送るなど、頼もしい先輩として描かれました。
【宮水三葉の登場シーン】
帆高が陽菜への誕生日プレゼントである指輪を選びに行った新宿の大型商業施設(ルミネ)のジュエリーショップで、店員として優しく応対したのが三葉でした。名札には「MIYAMIZU」と記され、髪にはあの運命の組紐が結ばれていました。
さらに注目すべきは、映画公開後の監督コメントと書籍での記述です。2019年、新海誠監督は『天気の子』のティーチインイベントや各種メディアのインタビューにおいて、「時系列として『天気の子』の作中で帆高が東京に来た時期の後、瀧と三葉は無事に再会し、その後結婚した」と明言しました。
さらに小説版『天気の子』のエピローグでは、数年後に帆高が再び立花冨美の自宅を訪れた際、「部屋に飾られた写真の中に、孫の結婚写真があった」という明確な一文が存在します。映画『君の名は。』のラストで運命を手繰り寄せたふたりは、単なる知人にとどまらず、生涯の伴侶として結ばれたことが公式設定として確定しています。