アニメ放送以降、SNSやネット掲示板、医療系コミュニティでは、B細胞の描写に対する熱心な議論が交わされてきました。とくに春先のスギ花粉シーズンになると、X(旧Twitter)では毎年のように「今まさに私の体内でB細胞とマスト細胞が殴り合いをしている」「B細胞頼むからその引き金から指を離してくれ」といった投稿がトレンド入りする光景が恒例化しています。
教育現場や医療従事者の間でも、その評価は極めて高いものがあります。都内の現役看護師はWebメディアの取材に対し次のように語っています。
「免疫学の講義で『液性免疫と細胞性免疫の違い』を覚える際、かつては多くの学生が脱落していました。しかし本作の登場以降、学生たちは『好中球やキラーT細胞が直接殴り込みに行くのが細胞性、B細胞が離れた場所から抗体を撃ちまくるのが液性』と即座に理解できるようになった。医学書を10時間読むより、B細胞の活躍を1話観るほうが本質を掴めるのは間違いありません」
現場からの支持が集まる背景には、単なる擬人化にとどまらず、「細胞たちが自分たちの仕事に誇りを持ちながら、設計図通りのプログラムに従って忠実に動いた結果、宿主を苦しめてしまう」という生体の矛盾を逃げずに描いた点にあります。