毎年、多くの学校で「思っていた仕上がりと違った」「本番前日に届いて大混乱した」というトラブルが後を絶ちません。現役の生徒や制作担当者への聞き取り調査から見えてきた、クラT制作における3大失敗パターンを検証します。
第1の失敗要因は「ディスプレイ画面と実物プリントの色味ギャップ」です。スマートフォンの画面(RGB発光)で見ていた鮮やかな蛍光色やパステルカラーは、インク印刷(CMYK)に変換されると一段くすんだ色合いになります。特に薄いグレーやペールトーンのピンクは、生地の色に負けて印刷が視認できなくなるケースが頻発しています。
第2の要因は「手書きイラストの解像度不足」です。紙に描いたイラストをスマホで斜めから撮影して送信した結果、線がぼやけたり歪んだりした状態でプリントされてしまう事例です。手書き原稿を入稿する場合は、スキャナーアプリを用いて真上から均一な明るさで撮影するか、業者の「無料デザイン補正サービス」を活用することが鉄則です。
第3の要因は「サイズ集計のミスと注文締め切り遅延」です。高校生の体型変化やオーバーサイズ人気の影響で、普段の私服サイズ(Mなど)で注文すると「思ったより丈が短かった」という後悔が生じがちです。ワンサイズ上を選んで裾をボトムスにタックインする着こなしを想定したサイズ選定が推奨されます。