現在、私立大学の入学者において過半数を占めるのが「指定校推薦(学校推薦型選抜)」と「総合型選抜(旧AO入試)」です。一般選抜一本に絞る受験生が減少するなか、両者の特徴を正確に把握しておくことが合格率を高める鍵となります。
指定校推薦は、大学が特定の高校に対して割り当てる枠であり、校内選考を通過すればほぼ100%に近い確率で合格します。高校1年次からの「評定平均値」が絶対的な合否基準となるため、日頃の定期テストや提出物の管理がものを言います。一方、原則として専願であり、合格後の辞退は認められません。
対して総合型選抜は、志望理由書、小論文、面接、プレゼンテーション、探究学習の成果などを通じて「大学のアドミッション・ポリシー(求める学生像)」との合致度を測る入試です。評定基準が比較的緩やかな大学も多い反面、早期からの活動実績や明確な志望動機が求められます。
これらの推薦入試を有利に進める上で決定打となるのが、オープンキャンパスの参加時期です。高校3年の夏に参加したのでは志望理由書の作成に間に合いません。理想的なスケジュールは以下の通りです。
- 高校1年生の夏・秋:大学の雰囲気を知るため、系統の異なる複数の学校を広く見学。
- 高校2年生の夏:興味のある学部・学科を3〜5校程度に絞り込み、模擬授業や教授・在校生との個別相談を実施。
- 高校3年生の春〜初夏:総合型選抜のエントリー要件確認や、入試説明会への参加に集中。