所属タレントの数が急減した転換点として、業界内に最大の衝撃を与えたのが2022年末の堺雅人さんの独立です。『半沢直樹』や『リーガル・ハイ』など記録的ヒットを連発し、田辺エージェンシーのエースとして君臨していた堺さんは、個人事務所を設立して独立する道を選びました。
独立の背景には、役者としての活動方針や海外展開を見据えたマネジメントの自由度を求める思いがあったと報じられています。長年二人三脚で歩んできた事務所との間で丁寧な話し合いが重ねられ、トラブルによる決裂ではなく、功労者としての独立を認める形となりました。
さらに、日本テレビを退社後に同社へ移籍し、朝の情報番組などで大活躍した夏目三久さんの2021年の芸能界引退も大きな節目でした。有吉弘行さんとの結婚を機にスパッと表舞台を退いた彼女を、事務所側も温かく送り出しました。看板タレントの独立と引退が立て続けに重なったことで、所属タレントの激減が一気に可視化されたのです。