ドムドムバーガー大量閉店の真相とは?400店舗激減から奇跡のV字回復

ドムドムバーガー大量閉店の真相とは?400店舗激減から奇跡のV字回復

ドムドムバーガー大量閉店の真相とは?400店舗激減から奇跡のV字回復の真相について、最新情報を基に徹底解説します。

ドムドムバーガーが経験した急激な店舗減少の背景には、単なるファストフード市場の競争激化にとどまらない、流通業界全体の構造転換が存在します。創業期から拡大期にかけて、同チェーンは親会社であった総合スーパー「ダイエー」のフードコートや敷地内を中心に出店を進めていました。この戦略は高度経済成長期からバブル期にかけて抜群の集客力を誇り、1990年代前半には全国400店舗を超える規模へと成長を遂げました。

しかし、1990年代後半以降のダイエーの経営悪化が致命的な打撃を与えます。グループ全体の不採算店舗整理や事業再編に伴い、ダイエー店舗の閉鎖と連動する形でドムドムバーガーも次々と閉店を余儀なくされました。ロードサイド単独店や自前の路面店比率が低く、商業施設の集客力に依存した出店モデルをとっていたことが、親会社の衰退と同時に店舗網が崩壊する直接の引き金となったのです。

さらに、マクドナルドによる「平日65円・80円バーガー」に代表される1990年代末から2000年代初頭の熾烈な価格破壊戦争も追い打ちをかけました。資本力で劣るドムドムは価格競争に巻き込まれ、設備投資やブランド刷新のタイミングを逸したまま、2017年の事業譲渡時点には約36店舗まで縮小していました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。