容姿の親和性とは対照的に、2人が歩んできたバックボーンは対極的ともいえるコントラストを描いています。
安藤サクラさんは、父が俳優・映画監督の奥田瑛二さん、母がエッセイストの安藤和津さん、姉が映画監督の安藤桃子さんという芸能界きってのサラブレッド家系で育ちました。幼少期から映画や芸術に囲まれ、自然な流れで表現の世界へと足を踏み入れています。
対する江口のりこさんは、5人兄妹の家庭で育ち、中学卒業後は進学せずアルバイト生活を経験したという生粋の叩き上げ苦労人です。「劇団でお芝居がしたい」と単身で上京し、所持金わずかな状態から女優への道を切り拓いたエピソードは広く知られています。
環境は全く異なりながらも、両者ともに20代の下積みやインディーズ作品で確固たる実力を磨き上げ、今や日本アカデミー賞をはじめとする主要映画賞の常連となったプロセスは、映画ファンから高い評価を集める所以です。