軽井沢おもちゃ王国のホテル選びにおいて、初心者が最も陥りやすい罠が地理的な誤認です。施設名に「軽井沢」と冠されているものの、パークおよびホテルグリーンプラザ軽井沢の所在地は長野県軽井沢町ではなく、群馬県吾妻郡嬬恋村(奥軽井沢エリア)に位置しています。
北陸新幹線が停車するJR軽井沢駅からホテルまでは、直線距離ではなく浅間山麓の峠道を越えるため、車で約40〜60分を要します。公共交通機関を利用する場合、運行されている軽井沢駅からの無料送迎バスアクセスの利用が必須となりますが、この送迎バスは完全予約制であり、本数も1日複数便に限定されています。新幹線の到着時間とバスの発車時刻を緻密に調整しておかないと、駅周辺で途方に暮れる事態になりかねません。
もう一つの見落とされがちな盲点が、客室タイプにおける温泉露天風呂とコテージ宿泊の比較です。ホテルグリーンプラザ軽井沢では、ホテル本館の客室のほかに、森の中に点在する独立型コテージ棟を選択することができます。「静かで周囲に気兼ねなく過ごせる」と人気の一方で、以下の現実を認識しておく必要があります。
地下1,600メートルから湧出する奥軽井沢温泉「暁の湯」(ナトリウム―硫酸塩・塩化物温泉)や大型露天風呂、ビュッフェレストランなどの主要施設はすべて本館およびコネクト棟に集中しています。コテージに宿泊する場合、温泉に入るため、あるいは食事をとるたびに、屋外の舗装路や階段を歩いて本館まで移動しなければなりません。春先や秋口の夕方以降、あるいは雨天や降雪時には、湯冷めのリスクやベビーカーの取り回しが大きなストレス要因となります。プライベート感を最優先したいグループには適しているものの、0〜2歳の乳幼児を抱えた滞在であれば、館内で完結する本館のファミリールームを選択するのが賢明です。