馬体の銭形模様は本当に絶好調のサイン?パドック診断の真相に迫る

馬体の銭形模様は本当に絶好調のサイン?パドック診断の真相に迫る

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パドックで馬体をチェックする際、最も警戒しなければならないのが蕁麻疹(じんましん)や皮膚炎との誤認です。一見すると銭形斑のように丸い膨らみが散らばって見えても、実はアレルギー反応や細菌感染によるトラブルであるケースが存在します。

両者を見分ける決定的なポイントは、「立体的な隆起」と「光沢感」にあります。

健康な状態の銭形斑は、皮膚そのものが腫れ上がっているわけではないため、触ってもほぼ平坦であり、遠目に見ても被毛が滑らかに光を反射しています。一方で、蕁麻疹の場合は皮膚が局所的に赤みを帯びて盛り上がり、蚊に刺されたような「ブツブツとした段差」が明確に生じます。また、アレルギーや皮膚病を発症している馬は痒みや不快感から落ち着きをなくし、パドックでしきりに身震いをしたり、トモを蹴り上げたりする仕草を見せることが珍しくありません。

丸い模様を見つけた際は、表面に不自然な凹凸がないか、毛の表面にしっとりとしたツヤがあるかを冷静に観察することが失敗を防ぐ防波堤となります。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。