正吉死亡説を語る上で欠かせないのが、作中で命を落とした他の主要キャラクターたちの存在です。『北の国から』では、登場人物の突然の死が物語の大きな転換点となってきました。
代表的な例が、純や正吉の兄貴分であった北村草太(岩城滉一)のトラクター事故死(『'98時代』)や、純の同級生である中津チンタ(小野田良彦)の自衛隊演習中の事故死(『'92巣立ち』)です。さらに遡れば、純と蛍の母・令子(いしだあゆみ)の病死など、視聴者に強いトラウマと喪失感を残したエピソードが数多く存在します。
このように、親しい仲間たちの死が重なった作風から、「正吉も自衛隊時代やその後のトラブルで死亡した」と混同されて覚えられることが、死亡説の決定的な引き金となりました。