ダイソーやセリアといった100円ショップのスポーツコーナーには、手動ポンプや交換用ノズルが日常的に並んでいます。「空気が入れば何でも同じではないか」と考えがちですが、シリンダー内部のピストン構造やパッキンの精度には価格相応の大きな開きが存在します。
取材した用具メンテナンス担当者によると、100均の空気入れは「押し込み時のみ空気が入るシングルアクション」が主流で、気密パッキンの摩耗が早い傾向にあります。これに対し、スポーツメーカー品は押しても引いても空気が送り込まれる「ダブルアクション機構」を採用しているモデルが多く、充填にかかるストローク数と体力を半分近くまで削減可能です。
日常的にサッカーやバスケットボールの練習を行う環境であれば、ピストンのストローク効率が高くバルブを傷めにくい専用メーカー品を選ぶ方が、結果としてボール自体の寿命を延ばすことにつながります。