今年、東京の空で何が起きているのか。気象データの詳細を紐解くと、太平洋高気圧の縁を回って流れ込む暖かく湿った空気と、上空5000メートル付近に停滞する寒気との温度差が、例年以上に突出していることが分かる。
かつては「夕立」と呼ばれた夏の雷雨も、今や季節を問わず突発的に発生する。高層ビル群が創り出す複雑な上昇気流と相まって、数分前まで青空だった空が突如として漆黒の雲に覆われる現象が相次いでいるのだ。気象予報士たちも「従来の広域モデルだけでは捉えきれない細胞状の発達した雨雲が増えている」と警戒を強める。