法的な禁止措置がないとはいえ、国内の油脂メーカーは消費者の健康志向に応えるため、自主的な製法改革を推し進めてきました。現在、日本のマーガリンの安全性は世界最高水準に達していると言っても過言ではありません。
例えば、家庭用スプレッドの代表格である雪印メグミルクのマーガリンはトランス脂肪酸低減を徹底し、原材料の油脂配合を見直すことで、1食(約10g)あたりのトランス脂肪酸量を約0.05g前後まで劇的にカットしました。また、自然な風味を追求する小岩井乳業のマーガリンも安全性を強化し、部分水素添加油脂を一切使用しない製法への切り替えを完了しています。現在市販されている大手メーカーのマーガリンは、かつて問題視された含有量の数十分の一から百分の一程度にまで抑え込まれています。