銀座という日本屈指の高級街において、大衆食堂の温かさをどう維持するか。この難題に対し、店舗設計と接客の質で応えているのが面白い。店内は、清潔感あふれるモダンな和の空間でありながら、どこか懐かしい名古屋の下町の活気が満ちている。
スタッフのキビキビとした動きと、絶妙なタイミングで提供されるお茶。そして、トレードマークである「横綱ぶた」のキャラクターが随所にあしらわれたポップな要素が、銀座の緊張感を程よくほぐしてくれる。一人でふらりと入っても、大切な誰かと訪れても、等しく心地よい時間を過ごせる配慮がここにはある。