観光地気分の軽装で訪れ、現地で立ち往生する旅行者が後を絶ちません。上林温泉の駐車場やバス停から公苑の入口までは、杉林に囲まれた約1.6kmの未舗装トレッキングコースが続きます。
冬期(12月〜3月)の遊歩道は圧雪され、場所によっては完全なアイスバーンと化します。ヒールのある靴や滑りやすいスニーカーでの通行は極めて危険です。スノーブーツやトレッキングシューズの着用はもちろん、着脱式の簡易アイゼン(靴底滑り止めスパイク)を携行するのが確実です。
また、野生猿とのトラブルを防ぐため、以下の行動基準を徹底してください。
- 手荷物・ビニール袋の露出禁止:猿はレジ袋や紙袋の音を「食べ物が入っている合図」と学習しています。持ち物はすべてリュックサックに収納し、両手を空けて歩くことが鉄則です。
- 飲食・給餌の厳禁:人間が食べ物を与えると群れの生態系が破壊され、人間を襲う原因になります。ペットボトル飲料を飲む際も猿から目を離さない配慮が必要です。
- 至近距離での目線合わせ・自撮り棒の接触:猿の目を正面から凝視する行為は威嚇とみなされます。セルフィースティックを猿の顔前に突き出す行為も攻撃を誘発するため厳禁です。