2019年、FA移籍の人的補償として広島東洋カープへ移籍が決まった瞬間、球界に激震が走った。長年チームの顔だった主力選手の突然の移籍。しかし、長野は不平不満を一言も漏らさず、新天地マツダスタジアムへ笑顔で降り立った。
広島での4年間で、彼は持ち前の人柄と献身的な姿勢でカープファンとナインの心を完全に掴んだ。若手への惜しみない助言、相手チームや裏方への礼節。巨人に復帰した今でも、広島のファンが彼に対して温かい拍手を送る理由がここにある。敵味方の垣根を越えて愛される人間性は、プロ野球界でも極めて稀有な宝と言える。