スマートフォンを取り出し、食べログの評点やGoogle マップの星の数を気にしながら歩く観光客の姿は多い。もちろん、Rettyなどの口コミサービスに集まるリアルな声も貴重な指標だ。しかし、天満の真髄を味わうなら、画面から目を離して自分の鼻と直感を信じる勇気が必要になる。
天満における「はしご酒」の鉄則は、一軒に長居しすぎないこと。1軒目でサクッと名物のビールと刺身を流し込み、2軒目で焼き鳥と地酒をつまみ、3軒目でワインと創作タパスを愉しむ。点数の高低に関わらず、店先の活気や店主の表情を見て暖簾をくぐる。アルゴリズムが弾き出した評価を超えた場所でこそ、一生記憶に残るような奇跡の一杯に出合えるのだ。