個人投資家にとって、PTSは一足早く材料に反応できる魅力的な場だ。しかし、そこには昼間の東証市場とは異なる特有のリスクが潜んでいる。最大の罠は「板の薄さ」だ。注文数が少ないため、少額の大口注文一つで株価が不自然に上ブレ・下ブレするオーバーシュートが頻発する。
決算夜にPTSでストップ高付近まで買い上がられたものの、翌朝の東証寄り付きでは伸び悩み、結果として高値掴みとなった投資家の悲鳴も珍しくない。板の薄さはボラティリティの源泉であり、PTSの表示株価だけで翌日の始値を確実視するのは極めて危険な賭けとなる。