かつて昭和から平成にかけて、怒りをモノにぶつける行為は「はしたない」とされてきた。しかし、タイパ(タイムパフォーマンス)や感情のコントロールが過剰に求められる令和の現代において、感情をその場でリセットする「即効性のあるツール」への需要が急増している。アンガーマネジメントの専門家は、「言葉にできない怒りや、SNSの誹謗中傷に疲れた若者たちが、物理的な感触を求めている」と分析する。
サンドバッグを置くスペースはないが、ベッドの脇に置けるサイズ感のウサギなら、誰にも迷惑をかけずに感情を吐き出せる。この絶妙な実用性こそが、ヒットの背景にある。