ポリマーセメントモルタルの真価と普通モルタルとの違い徹底解析

ポリマーセメントモルタルの真価と普通モルタルとの違い徹底解析

ポリマーセメントモルタルの真価と普通モルタルとの違い徹底解析の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

設計図書や仕様書で頻繁に登場するポリマーセメントモルタル 1種 2種 違いは、JIS A 6203(セメント混和用ポリマーディスパージョン及び再乳化粉末樹脂)や各種補修指針によって明確に定義されています。用途に応じた適切な種別選定が不可欠です。

  • ポリマーセメントモルタル 1種(厚塗り・構造断面補修用):ポリマー混入率が高く設計されており、優れた付着強さと高い曲げ強度を誇ります。主に10mm以上の厚塗りを伴うコンクリートの断面欠損補修や耐震補強工事に用いられます。
  • ポリマーセメントモルタル 2種(薄塗り・表面被覆用):主として数ミリ程度の薄塗り仕上げや、微細なクラック充填、下地調整(しごき塗り)に最適化されています。コテ伸びが良く作業性に優れるのが特徴です。

供給形態としては、現場で液状の合成高分子エマルジョン(SBR系、EVA系、アクリル系など)とプレミックス粉体を混合する「2液タイプ」と、工場でセメント骨材にあらかじめ再乳化粉末樹脂を均一ブレンドし、現場では水を加えるだけで使える「1液タイプ(プレミックス)」が存在します。近年は計量ミスを防ぎ品質の均一性を担保できる1液プレミックスタイプの採用比率が高まっています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。