二人の軌跡を語る上で避けて通れないのが、2001年に発覚した石橋凌さんの隠し子発覚に伴う石橋凌 隠し子 記者会見です。1996年にアメリカ人女性との間に男児が誕生していたことが報じられ、芸能界に激震が走りました。
当時、石橋凌さんは自らカメラの前に立ち、逃げ隠れすることなく事実関係を認めました。認知を行い養育費を払い続ける責任を明言した会見の場で、とりわけ世間の度肝を抜いたのが、妻である原田美枝子 夫 神対応と称賛された妻側のコメントでした。
当時、報道陣に向けて発信された原田美枝子さんの声明には、次のような趣旨の言葉が綴られていました。
「夫がしたことは許されることではありませんが、生まれてきた命に罪はありません。彼が父親としての責任を果たしていくことを、私は受け止めます」
裏切りに対する怒りや失望を抱えながらも、子どもという存在の命の尊厳を最優先にし、夫の社会的責任と逃げない姿勢を支えるという決断は、当時の芸能界における不倫・隠し子報道の中でも類を見ない潔さでした。感情的な泥沼劇に持ち込まず、人としての本質を見据えたこの対応によって、夫婦関係の破滅を回避しただけでなく、世間からも圧倒的な人間的器の大きさとして再評価される契機となったのです。