千円札に描かれた画角通りの絶景を写真に収めるためには、撮影する時間帯と光のコンディションを見極めることが成功の鍵となる。最も美しいグラデーションが広がるのは、太陽が昇る直前の早朝「マジックアワー」だ。風が止み、湖面が鏡のように穏やかになる時間帯には、見事な「逆さ富士」が水面に映し出される。
日中の撮影では、順光となる午前中から昼過ぎにかけてのタイミングが富士山の山肌や雪の質感を鮮明にとらえるのに最適だ。夕刻には、山頂付近が茜色に染まる赤富士の撮影も狙える。スマートフォンのカメラでも、水線のラインと山頂の配置を三分割法に合わせて構図を組むことで、プロ並みの美しい1枚を残すことができる。