関係者への取材で見えてきたのは、彼が描くさらなる攻めのロードマップだ。全国各地をめぐる独演会シリーズ「こしらの集い」は、既存のホール公演にとどまらず、カフェ、バー、さらにはコワーキングスペースなど、場所を選ばないゲリラ的な展開を加速させている。
最新のツアーでは、地域ごとのローカルコミュニティと深く結びついた限定企画や、配信リスナー限定のシークレットイベントが複数計画されているという。チケットの即完売が続く現状に対し、本人は「落語を観に来るというより、怪しい企みに巻き込まれに来てほしい」と周囲に漏らす。伝統の枠を完全に踏み越えたエンターテインメント体験が、そこには用意されている。