歩き疲れて足の裏が棒のようになったら、迷わず市場の外周へと脱出してほしい。北側の城郭方面へ少し歩けば、タッカンマリ(鶏一羽鍋)の湯気が立ち込める路地が広がり、炭火で焼かれた焼き魚の香ばしさが漂う。
市場の地下や屋台で売られている、紙コップに入った甘いミックスコーヒーや冷たいシッケ(米発酵飲料)を一気に飲み干す瞬間、旅人はただの消費者から、この街の熱気に巻き込まれた当事者へと変わる。最新のファッショントレンドを追うのもいい。だが、反物の山に埋もれながら職人たちが紡いできた数十年分の体温に触れることこそが、東大門を訪れる真の醍醐味なのだ。持ち帰るべきは、安価な戦利品だけではない。ものづくりの根源的なパワーそのものである。 (出典: 東大門 総合 市場(Yahoo!ニュース))
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