筋肉を大きくするために必要なのは、単に重い重量を振り回すことではない。上腕二頭筋は「長頭」と「短頭」という明確に異なる役割を持つ2つの筋頭から構成されており、これらを真に刺激し切るには肩関節の位置関係を計算し尽くしたアプローチが不可欠だ。
運動生理学が導き出した最新の見解によれば、筋肥大の最大のトリガーは「筋繊維が最大限に引き伸ばされたポジション(伸張位)での高張力」にある。肘を身体の後方に引いたインクラインポジションでのカール動作は、筋膜を限界までストレッチさせ、従来収縮局面ばかりが重視されていたアームトレーニングに強烈な一石を投じている。