動画配信サービスやドラマコミュニティに寄せられた視聴者の生の声を丹念に拾い上げると、単なる「リメイクの賛否」を超えたリアルなニーズが浮かび上がってきます。
「韓国版は本当に面白くて一気見したけれど、全16話で各話70分超えは正直、体力的にも拘束時間的にもヘビーだった。日本の10話完結くらいでテンポよくまとまってくれたら、仕事終わりに気軽に見返せるかもしれない」(30代会社員女性)
「ドロドロの愛憎劇は好きだけど、あまりに韓国的な財閥の権力闘争や激しい暴力描写には少し引いてしまった部分もある。日本のオフィス社会を舞台にした、リアルで陰湿なマウンティングや社内モラハラをスカッと解決する筋書きにしてくれるなら、むしろ日本版のほうが見やすそう」(40代主婦)
このように、ライト層の間では「長大な韓国ドラマを適度な長さに凝縮してほしい」「身近な日本の職場環境に置き換えて共感したい」というポジティブな需要が確実に存在します。一方で、熱心なコアファンからは「リメイクするなら中途半端な地上波ではなく、配信限定で過激な描写も逃げずに描いてほしい」という声が支配的です。制作陣がこの二律背反する視聴者ニーズのどちらに軸足を置くかが、成否を大きく左右することになります。