万が一、目の前で人が倒れ意識を失った場合、一刻の猶予もありません。救急隊の到着を待つ間の迅速なアクションが、後遺症のない社会復帰への唯一の鍵です。
何よりも優先すべきはAEDの使い方と救急要請の徹底です。倒れた人を見たら大声で応援を呼び、「119番通報」と「AEDの手配」を周囲に指示します。反応がなく普段通りの呼吸がない場合は、直ちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始してください。AEDが到着したら電源を入れ、音声ガイダンスに従ってパッドを素肌に装着します。機器が自動で心電図を解析し、電気ショックが必要な場合のみ作動ボタンを押す指示が出ます。
日常生活における心原性突然死の予防法としては、基礎疾患のコントロール、禁煙、過度なアルコールやエナジードリンクの制限、十分な睡眠が基本です。定期的な健康診断で心電図の異常を指摘された経験がある方は、自覚症状がなくても精密検査を受けておくことが最大の防御策となります。