ネクステージを語る上で避けて通れないのが、過去の業界不祥事とそれに伴う報道です。世間では同じ大型中古車量販店であったネクステージとビッグモーターの違いについて混同されることも少なくありません。ビッグモーターが組織的な保険金不正請求や街路樹問題などで経営破綻と事業譲渡に追い込まれたのに対し、ネクステージは上場企業としての情報開示責任のもと、迅速な経営陣の刷新と外部調査委員会の設置に踏み切りました。
では、ネクステージ不祥事その後の現在はどうなっているのでしょうか。会社側は、過度な営業ノルマの温床となっていた「オプション獲得率に基づくインセンティブ設計」の抜本的見直しを実施しました。さらに、整備工場における作業プロセスの可視化、整備記録のデジタル保存、コンプライアンス相談窓口の独立運用など、内部統制の再構築を進めています。
ネクステージ2026年最新動向を注視すると、かつての「なりふり構わぬ急速拡大」から「店舗あたりの顧客満足度(NPS)と定着率を重視するサステナブル経営」への舵切りが見て取れます。強引な押し売りに対する社内ペナルティが厳格化されたことで、現場の接客態度は以前に比べてマイルド化の傾向を見せています。
同時に、同社が力を注いでいるのがネクステージ下取り買取の相場と実態の改善です。自社で巨大な直販ネットワークを持っているため、買い取った車両をオークションに流さず自社店舗で再販できます。中間マージンをカットできる構造的強みから、一括査定市場などでは他社対抗の高額査定を提示するケースが多く、買取面でのユーザー評価は高水準を維持しています。