無情にも迫る政府のレーザー照射によって無機質に消滅させられるくらいなら、自分たちの手で最高の恩師を送り出したい――。3年E組の生徒たちは話し合いの末、全員で殺せんせーをホールドし、暗殺者として最期の別れを告げる道を選びました。
ナイフを握り、心臓であるネクタイの結び目下に刃を突き立てたのは潮田渚です。激しい動揺と溢れる涙で手が震える渚に対し、殺せんせーは首元を優しく触れ、「落ち着いて。そんな殺気配では殺せませんよ」と最後の指導を行います。渚は深呼吸とともに感情をコントロールし、満面の笑顔と最大級の敬意を込めて「さようなら、殺せんせー」と刃を突き立てました。
命が尽きる直前に行われた「最後の点呼」では、出席番号1番の赤羽業から26番の吉田大成まで、出席番号順に一人ひとりの名前を呼び、生徒たちが返事をする儀式が執り行われました。点呼を終えた殺せんせーは、光の粒子となって夜空へと溶け込むように消滅していきました。