清水理沙のキャリアを象徴するのは、洋画・海外ドラマの吹き替えにおける圧倒的な実績と、近年さらに存在感を増しているアニメ作品での名演です。なかでも世界中で社会現象を巻き起こした海外ドラマの金字塔『ゲーム・オブ・スローンズ』におけるデーナリス・ターガリエン役(エミリア・クラーク)の吹き替えは、彼女の代表作として真っ先に挙げられます。
過酷な運命に翻弄される少女が、ドラゴンを従え冷徹かつ誇り高き「ドラゴンの母」へと覚醒していく壮大な変遷を、声のトーンの深まりや息遣いの変化で見事に表現。海外ドラマファンから「吹き替え版の完成度を別次元に引き上げた」と絶賛されました。さらに、Netflixの人気作『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のロビン役や、『エミリー、パリへ行く』など、現代的でウィットに富んだ若年層の女性役でも定評があります。
一方、アニメ作品においても幅広い世代に愛されるキャラクターを担当しています。『デリシャスパーティ♡プリキュア』では、クールで上品なお嬢様でありながら心優しい芙羽ここね/キュアスパイシーを好演。繊細な心の氷解を丁寧に演じ分け、多くの子どもたちと大人のアニメファンを魅了しました。さらに『ポケットモンスター(2023年〜)』ではライジングボルテッカーズの頼れる医療班・モリー役を務めるほか、『呪術廻戦』の黒井美里役など、芯の強い女性キャラクターで抜群の存在感を示しています。