1929年の建設から1世紀近い歳月が流れようとするなか、旧居留地38番館が放つ存在感は衰えるどころか、年を経るごとにその深みを増しています。関東大震災後の最新耐震思想を取り入れた堅牢な構造、ウィリアム・メレル・ヴォーリズによる端正な古典美、そして大丸神戸店とエルメスが紡ぎ出した現代的活用モデル。これらが見事に噛み合ったからこそ、本建築は単なる過去の遺構ではなく、「現役の街の顔」として息づいています。
石積みの壁面を撫でる海風を感じながら、重厚な列柱を見上げるひとときは、激動の昭和・平成・令和を駆け抜けてきた神戸のレジリエンス(復興力)と美意識を静かに語りかけてくれます。旧居留地を訪れる際は、ぜひこの38番館の前に立ち止まり、名建築が醸し出す本物の品格に触れてみてください。 (出典: 旧 居留 地 38 番館(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る