ちょこらびの歴史を語る上で避けて通れないのが、初期メンバーの脱退劇と、幾度となく発生したネット上での炎上騒動です。これらは時にグループの存続そのものを危ぶまれる事態へと発展しました。
かんなちゃろの脱退理由とグループの決断
結成から間もない2020年2月、初期メンバーであったかんなちゃろがグループを脱退することが電撃発表されました。
公式発表および当時の配信での説明によると、脱退の主たる理由は女性関係を巡るトラブルや契約・規約違反に関わる問題行動でした。当時、人気絶頂にあったグループ初期においてメンバーが不祥事により離脱することは致命的な打撃となりかねない局面でした。しかし、グループ運営およびメンバーらは事実関係を曖昧にせず、早期に脱退処分および謝罪配信を行うという迅速な危機管理対応を取りました。この「不祥事を隠蔽しない姿勢」が、結果として残されたメンバーに対するファンの信頼を再構築する契機となりました。
「暴露系」と「歌い手」の二面性がもたらす炎上リスク
ちょこらびの炎上騒動の多くは、メンバーであるポケカメンの個人活動の性質に起因しています。ポケカメンは歌い手であると同時に、ネット上の配信者やインフルエンサーの不正・スキャンダルを追及する「暴露系配信者(物申す系)」のトップランナーでもあります。
他者のスキャンダルを扱う活動スタイルは、常にアンチの攻撃や他界隈との衝突(いわゆるバチバチの抗争状態)を誘発します。過去には、ポケカメンの配信内容に端を発した他グループファンとの対立や、配信内での過激な発言が切り抜かれて拡散されるなど、グループ全体を巻き込む炎上が複数回発生しました。
しかし、ちょこらびの特異性は、「炎上すらもメンバー間の配信ネタ・いじりとして昇華する自己開示の強さ」にあります。不祥事や騒動が起きた際、裏で沈黙を守るのではなく、全員で緊急生配信を行い、リスナーの面前で感情を露わにしながら議論を交わすスタイルを徹底しました。この透明性の高さが、一般的なアイドルグループであれば致命傷となる炎上を、逆に強固な絆を証明するドラマへと転換させてきたのです。