飛行機を降りた直後、渡航者にとって最大の関門となるのが入国審査(Immigration)と税関(Customs)です。威圧的なオフィサーを前にパニックになりがちですが、審査官が確認している事項は本質的に「不法就労の意図がないか」「滞在費はあるか」「速やかに帰国するか」の3点に集約されます。したがって、入国審査税関英語質問と回答の極意は、余計なお喋りを一切せず、名詞と数字のみで即答することに尽きます。
代表的な質問と模範回答は以下の通り、極限まで無駄を削ぎ落として記憶しておくのが賢明です。
Q: What’s the purpose of your visit?(入国の目的は何ですか?)
A: 「Sightseeing.(観光です)」または「Business.(仕事です)」。これ以外の余計な修飾語は一切不要です。
Q: How long will you be staying?(どのくらい滞在しますか?)
A: 「For five days.(5日間です)」「For one week.(1週間です)」。具体的な日数を一言で返します。
Q: Where are you staying?(どこに滞在しますか?)
A: 「At the Marriott Hotel.(マリオットホテルです)」。ホテル名を答え、念のためスマホの予約確認画面やプリントアウトした紙を指差して提示すれば、それ以上の追及はほぼ行われません。
税関申告においても、「Do you have anything to declare?(何か申告するものはありますか?)」と問われたら、禁止品や規定量を超える課税対象品がない限り「No, I don't.(ありません)」と明快に答えます。審査官が求めているのは流暢な英語力ではなく、「質問に対して淀みなく、矛盾のない事実を答えているか」という態度の一貫性です。