「市販のかゆみ止めを塗っているのにノミ刺されがいつまでも治らない」と悩む方が多い最大の理由は、一般的な抗ヒスタミン軟膏ではノミの強力なアレルギー性炎症を抑えきれていないためです。
ドラッグストアで市販薬を選ぶ際は、局所麻酔成分だけでなく、しっかりとした抗炎症作用を持つ「アンテドラッグ型ステロイド外用薬」(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル等配合)を選択するのが早期鎮静の鉄則です。患部に十分な量をすり込まず、優しく乗せるように塗布します。
ただし、以下のような状態が見られる場合は速やかにノミ刺されに詳しい皮膚科を受診してください。
・水ぶくれが直径1cm以上に巨大化している
・掻き壊してジュクジュクした浸出液が出ている
・刺された箇所が広範囲にわたり、市販薬を3日使っても改善しない
・患部が熱を持ち、ズキズキとした痛みを伴う
皮膚科では、症状の重さに応じて適切な強さの医療用ステロイド外用薬や、抗ヒスタミン内服薬(かゆみ止め内服)が処方されます。早期に炎症の火種を消し去ることが、色素沈着による黒ずみや瘢痕(跡が残るトラブル)を防ぐ最善策となります。