パートナーに打ち明けられない、親に知られたくない、受診する費用が手元にないといった深刻な事情を抱え、誰にも相談できずに孤立してしまうケースは後を絶ちません。しかし、日本国内には匿名で相談でき、プライバシーが守られる公的な相談窓口が整っています。
代表的な窓口が、各都道府県や自治体が委託・運営する「にんしんSOS」です。助産師や社会福祉士などの専門スタッフが、電話・メール・LINEなどを通じて24時間または夜間まで無料で相談を受け付けています。責められたり説教されたりすることは一切なく、「今どうすればいいか」を一緒に考えてくれます。
経済的に困窮している方に向けては、受診費用を立て替えたり助成したりする仕組みや、特定妊婦支援、母子生活支援施設への入所など、様々な予期せぬ妊娠に関する支援制度が用意されています。事情により自分で育てることが困難な場合でも、特別養子縁組や内密出産といった母子の命と生活を守る法的な受け皿が存在します。