インターネット上の患者コミュニティや退院後の聞き取り調査では、思わぬアクシデントの報告が寄せられています。特に注意すべきは白内障手術後お風呂注意点の死角です。
「手術翌日にシャワーを浴びた際、蒸気で保護メガネが曇って足元が見えなくなり、浴槽のフチに手をついた拍子にシャワーホースが暴れて顔面に直撃した」(70代男性・無職)
「家族に洗ってもらったが、シャンプーを流す際にシャワーヘッドの角度がズレて耳の後ろから側頭部をつたい、目元へ泡水が流れ込んできた」(60代女性・主婦)
浴室は滑りやすく、高温多湿で雑菌が繁殖しやすい空間です。入浴時は長湯を避け、室温をあらかじめ暖めて湯気による視界不良を防ぐ工夫が欠かせません。また、介助を頼む家族に対しても「絶対に目に水を近づけないでほしい」と事前に緊張感を共有しておく必要があります。
もしも水やシャンプー液が目に入ったら?現場直伝の緊急プロトコル
万全の注意を払っていても、不意の事故で水が入ってしまう瞬間はあり得ます。その際の術後洗髪目に入った時の対処法として、以下の行動指針を頭に叩き込んでおいてください。
- 絶対に目をこすらない:反射的に手で目を擦ると、手術の傷口が開き、菌を内部へ押し込む最悪の結果を招きます。
- 水道水で目を洗おうとしない:目に入ったシャンプーを洗い流そうと、水道水で目をパチパチ洗う行為は厳禁です。日本の水道水は安全ですが、無菌ではないため感染リスクを増大させます。
- 処方された抗菌点眼薬を直ちに点眼する:手元にある「術後用抗菌目薬(クラビットやレボフロキサシン等)」を2〜3滴たっぷり点眼し、溢れ出た液を清潔なティッシュで目の周囲からそっと吸い取ります。
- 速やかに執刀医・眼科クリニックへ電話連絡する:夜間や休日であっても、手術を受けたクリニックの緊急連絡先へ連絡を入れ、指示を仰ぎます。充血や痛みがなくても翌朝一番で受診してください。