ネット上のビフォーアフター写真を見て「抜歯後すぐに輪郭が激変する」と錯覚する方もいますが、処置直後はむしろ一時的な顔の変形を伴うのが通常です。
特に下顎の埋伏智歯を骨を削って抜歯した場合、術後48〜72時間(2〜3日目)に腫れのピークを迎えます。この期間は炎症反応により顎まわりが大きく膨らみ、左右非対称な状態になります。
術後のダウンタイムの一般的な推移は以下の通りです。
・術後1〜3日目:痛みと腫れが最も強く出る期間。食事や開口が制限される。
・術後1週間前後:抜糸を行う頃。強い腫れは引き、内出血による黄色っぽいあざが首元に現れることがある。
・術後2週間〜1か月:歯肉の傷口がほぼ塞がり、外見上の腫れは完全に引く。
・術後3〜6か月:骨の治癒とリモデリング(再構築)が進み、筋肉の張りが落ち着いて本来のすっきりしたフェイスラインが完成する。
抜歯直後の腫れが引いた瞬間は、腫れていた反動で一時的に顔が小さくなったように錯覚しやすい点も理解しておく必要があります。