「麻紐編みに挑戦したけれど、人差し指が擦れてヒリヒリする」「手首が筋肉痛になって続かない」という声は非常に多く聞かれます。麻紐特有のゴワつきや摩擦による痛みは、事前のちょっとした工夫で劇的に解消できます。
最も手軽で即効性がある指が痛くならない方法は、糸をかける左手の人差し指の第二関節付近に、あらかじめテーピング用テープや医療用サージカルテープ、またはマスキングテープを巻いておくことです。専用のニット用指サックも市販されていますが、テープを2〜3周巻き付けるだけで摩擦熱や繊維の擦れを完全にシャットアウトできます。また、針を持つ右手側の手首に負担をかけないよう、手首のスナップだけで針を動かそうとせず、肘から腕全体をゆったり動かすフォームを意識するのがコツです。
さらに、編む前の毛羽立ちを抑える方法として効果的なのが、玉巻きの麻紐にスチームアイロンを当てる下準備です。麻紐の玉から少し離した位置でたっぷりとスチームを吹きかけ、湿り気を与えてからしばらく放置すると、硬い植物繊維がしっとりと落ち着き、編んでいる最中の飛び散りや指への当たりが柔らかくなります。編み上がった後の仕上げとしても、完成品の内側と外側からしっかりとスチームを当てて形を整えることで、繊維の毛羽立ちが寝て手触りがなめらかに変化します。