社会保険労務士は悲惨なのか?食えない噂の真相と後悔を防ぐ生存戦略

社会保険労務士は悲惨なのか?食えない噂の真相と後悔を防ぐ生存戦略

社会保険労務士は悲惨なのか?食えない噂の真相と後悔を防ぐ生存戦略について知っておくべき 注意点を分かりやすく解説いたします。

士業業界でタブー視されがちなのが、社会保険労務士 独立 失敗のリアルと、一部の職場環境に潜む社労士 事務所 ブラック問題です。独立開業における社労士 開業 廃業率は公式には厳密に集約されていないものの、税理士や行政書士と同様に「開業後3年で約3〜5割が実質的撤退や副業化に追い込まれる」というのが業界関係者の共通認識となっています。

都内の社会保険労務士会に所属していた元開業社労士(40代男性)は、廃業を決意した当時の胸中を次のように明かしています。

「前職を退職して退職金500万円を元手に事務所を借りました。しかし初年度の売上は年間でわずか80万円。労働局や商工会議所の相談員などの公的派遣窓口で日当1万数千円を稼ぎ、食いつなぐのが関の山でした。2年目には貯金が底をつき、精神的に追い詰められて夜も眠れなくなった。士業会の付き合い酒や会費の出費だけが嵩み、家族を養うために最後は派遣社員として工場労務の現場に戻らざるを得ませんでした」

さらに深刻なのが、実務未経験者が「修行」の名目で飛び込む小規模社労士事務所の労働環境です。労務管理のプロを名乗る看板の足元で、従業員に対してはタイムカードの改ざん、残業代の未払い、所長による激しい叱責が横行する皮肉な「ブラック事務所」の事例が、労働基準監督署への告発を通じて表面化しています。

「他人の会社の労働基準法違反を指摘する所長自身が、私たち所員に深夜残業を強要し、『資格を取らせてやっているんだから文句を言うな』と怒鳴り散らしていた」という若手合格者の証言は、士業業界の閉鎖的な徒弟制度がもたらす病理を如実に物語っています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。