早期に適切な医療的ケアを受けることができれば、休職期間を短縮し、重症化や慢性化を防ぐことができます。日常の中で見逃しやすい兆候をセルフチェックするための客観的基準を確認しておきましょう。
精神疾患の国際的な診断基準(DSM-5など)を基にしたうつ病診断 セルフチェックの視点として、以下の項目が「ほぼ毎日、2週間以上」継続しているかどうかが重大な分岐点となります。
- 以前なら簡単にこなせていた日常業務や家事の判断・段取りがつかなくなった。
- 夜間に何度も目が覚める、または朝早くに目が覚めてしまい再入眠できない(中途覚醒・早朝覚醒)。
- 食事が砂を噛んでいるように感じられ、体重が短期間で数キロ減少(または急増)した。
- 理由もなく自分を責めてしまい、「消えてしまいたい」「自分がいない方が良い」という観念が浮かぶ。
- 休日に丸一日睡眠をとっても疲労感がまったく抜けず、身体が鉛のように重い。
これらに複数該当する場合、迷うことなく専門医を頼るべきです。心療内科 受診の目安として、「仕事や家事などの社会生活に支障が出始めた段階」、あるいは「身近な人から『顔色が悪い』『様子がおかしい』と複数回指摘された段階」で即座に予約を入れるのが賢明な判断です。初診予約に数週間から1ヶ月程度を要するクリニックも珍しくないため、「限界を迎えてから探す」のでは手遅れになります。