お気に入りの包装紙やA4コピー用紙で即完成させたいとき、複雑な採寸や型紙作りは一切不要です。紙の折り癖を手のひらで軽く伸ばしたら、本そのものをガイドにして直接折り目を刻んでいく手法が、現場で最も確実かつスピーディーとされています。ここでは、基本となるコピー用紙ブックカバーの折り方を3つのステップで整理しました。
まずは紙を平らな机に広げ、中央よりやや手前に本を置きます。上下の余白が均等になるよう目分量で配置したら、本の天地(上下の端)に合わせて紙を上下から内側へしっかりと折り込みます。このとき、本の厚みより上下に約1〜1.5mmのゆとりを持たせるのが、本を閉じた際に突っ張らない最大の秘訣です。
続いて、本の表紙を左側(または右側)の折り返し部分に差し込みます。深さは表紙の横幅に対して約3分の1から半分程度が目安となります。表紙を包んだ状態で本を閉じ、背表紙の丸みに沿わせるように紙をなじませながら、反対側の裏表紙へと回します。最後に余ったもう一方の端を裏表紙の内側へ折り返せば、のりやテープを一切使わずに美しいシルエットが完成します。
この工程は文庫本ブックカバーの折り方だけでなく、新書判や実用書にもそのまま応用できます。所要時間は慣れれば約40〜60秒。机の端や定規の角を使って折り目をきっちりプレスするだけで、紙特有のシャープなラインが際立ち、既製品にはない凛とした佇まいが生まれます。