美しい仕上がりと耐久性を手に入れるためには、丁寧な下準備が欠かせません。古いテープを雑に剥がしてそのまま新しいテープを巻き重ねると、下地の凹凸が浮き出てしまい、握り心地の違和感や早期の剥がれにつながります。以下のバットグリップ交換手順を忠実に実行することで、誰でもプロ級のクオリティで巻き替えることが可能です。
ステップ1:古いバットグリップの剥がし方と下地クリーニング
古いテープを端からゆっくりと剥がします。バット表面に残った粘着剤や劣化したウレタンカスは、市販のシール剥がしスプレーやパーツクリーナー、あるいは無水エタノールを吹きかけ、ウエス(布)で完全に拭き取ります。下地を脱脂してサラサラな状態に整えることが、新しいテープの密着性を最大限に引き出す必須条件です。
ステップ2:巻き始めの角度決めと仮止め
多くのグリップテープは、巻き始めの先端が斜めにプレカットされています。右打ち・左打ちそれぞれの巻き出し方向を確認し、グリップエンドの根元部分に段差ができないようぴったりと沿わせて最初の1周を巻きます。このとき、エンド部分が浮かないよう親指の腹で強く圧着させます。
ステップ3:テンションを一定に保ちながらの巻き上げ
テープを均一な力(軽く引っ張ってテープが数ミリ伸びる程度のテンション)で引き締めながら、斜め上に向かって巻き上げていきます。ここでのグリップテープ重ね幅目安は2mm〜3mmです。重なりが深すぎると途中でテープの長さが足りなくなり、浅すぎると使用中に隙間が空いて下地が露出してしまいます。
ステップ4:巻き終わりの斜めカットとエンドテープ固定
巻き終わり位置(通常はロゴマークの手前や元のグリップ位置)に達したら、バットに対してテープが水平な直線を描いて終わるように、余った端をハサミで斜めにカットします。最後に付属の巻き終わりエンドテープ固定用テープを、少し引っ張りながらシワが寄らないよう2周程度きつく巻き付け、指先でしっかりと馴染ませて密着させます。