「及び」と「並びに」の違いと使い方|法律と実務の階層ルールを徹底解説

「及び」と「並びに」の違いと使い方|法律と実務の階層ルールを徹底解説

「及び」と「並びに」の違いと使い方|法律と実務の階層ルールを徹底解説に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

ネット上のQ&Aサイトや一部の解説記事において、事実とは異なる誤解が散見されます。代表的な誤認を是正します。

誤解1:「並びに」の方が丁寧な言葉だから単独で使ってもよい?

「並びに」という響きが丁寧でかしこまった印象を与えるため、単一の並列関係で「〇〇様並びに〇〇様」と書いてしまうケースがあります。しかし、前述の通り文法上・公用文上のルールでは「並びに」は階層の上位を示す語です。グループ分けがない単一の並列で「並びに」を単独使用するのは、厳密には誤った用法とされます。

誤解2:3段階以上の階層がある場合はどう表記するのか?

法令の条文などで、グループの中にさらに小グループがあり、全体として3段階以上の階層構造になる場合、原則として最も小さな接続に「及び」を使い、それ以上のすべての上位接続には「並びに」を重ねて使用します。

この場合、どの「並びに」がより大きな括りであるかは、直前に置く読点(、)の位置や文脈全体の構造によって論理的に判別する設計になっています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。