劇場版シリーズにおいても、とかげの存在は物語の感情的なコアを担う重要な役割を果たしてきました。
記念すべき映画第1作『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』では、絵本の世界に吸い込まれたすみっコたちがそれぞれの居場所を探す中、とかげが母親を想う切ない仕草や表情がスクリーンいっぱいに描かれ、大人世代の観客をも巻き込んで涙の渦に巻き込みました。
言葉を話さないキャラクターでありながら、視線や仕草、少し伏せられた瞳だけで感情を伝えるアニメーション表現は圧巻です。困難な状況でも仲間を思いやり、遠くにいる母を信じ続ける姿勢が、映画のドラマ性を一段と深いものへと引き上げています。