知性派として独自の感性を光らせるかしゆかは、城西国際大学メディア学部(メディア情報学科)へ進学しました。同学部は映像、音響、ニューメディアデザイン、コンテンツビジネスなど、エンターテインメントの構造そのものを理論と実践の両面から学ぶ環境が整っており、演出技術の最前線に立つ彼女にとって極めて実践的な選択肢でした。
当時のかしゆかは、演出振付家・MIKIKO氏やプロデューサー・中田ヤスタカ氏、ライゾマティクス(現・アブストラクト・エンジン)の真鍋大度氏らと共に、デジタルテクノロジーと身体表現を高度に融合させた未知のステージ表現を創出していました。大学での講義やゼミナールにおける「受け手に伝えるためのメディア設計」という視点は、彼女のステージ上での立ち振る舞いや表現の解像度を深める契機になったと考えられます。
過酷なツアーの合間を縫って執筆された卒業論文や提出課題をめぐっては、学友たちと図書室で資料を読み漁る姿が目撃されるなど、一般の学生と変わらぬ真摯な姿勢でアカデミズムに向き合っていました。あ〜ちゃんと同様、2011年春に4年間の学業を修めて学位を取得した事実は、知的探究を諦めない彼女の芯の強さを如実に物語っています。