小泉氏が「犬」や「動物愛護」に情熱を傾ける理由は、単なる愛犬家としての趣味嗜好にとどまりません。2019年9月に環境大臣へ就任した際、管轄省庁のトップとして直面したのが、長年棚上げされてきたペット業界の構造的課題でした。
当時、業界団体の反対によって骨抜きにされかけていた「動物愛護管理法」の運用強化において、小泉環境相(当時)は明確なリーダーシップを発揮しました。特に、幼齢犬の早期引き離しを防ぐ犬の8週齢規制(生後56日を経過しない犬猫の販売制限)の実効性確保や、遺棄・迷子防止の切り札となるペットマイクロチップ義務化(2026年6月施行)の法制化プロセスを強力に後押ししました。
日本の動物福祉施策がどのように前進したのか、客観的な政策データと法改正の比較を以下の表にまとめました。
環境省の統計データが示す通り、2010年代初頭には年間4万頭を超えていた犬の殺処分数は、官民あげての取り組みによって急激に減少しました。この劇的な変化の背景には、最前線で啓発を続けた滝川氏の草の根活動と、小泉氏が大臣権限を活用して行政指針を固めた政治的アプローチの合流がありました。