ネット上の進路スレッドや受験情報サイトには、実態と乖離した思い込みが氾濫しています。志望校選定を誤らないために、代表的な3つの誤解を整理します。
誤解1:関関同立・産近甲龍の枠組みは今でもすべての学部で有効である
これは完全な誤りです。同一大学内であっても、時代に即した看板学部とそうでない学部の間で、河合塾や駿台の偏差値にして5.0〜7.5以上の開きが生じています。例えば、近畿大学の情報学部や国際学部は、関学や関大の一部の文学系学部と同等以上の入試難易度を記録しています。「大学群の名称」だけで合格難易度や就職の優劣を一括りに判断するのは極めて危険です。
誤解2:摂神追桃は就職で圧倒的に不利になる
これも現代の実態には即していません。摂神追桃グループの中でも、追手門学院大学は大阪・茨木キャンパスの拡張や心理学部・経営学部の改組で志願者を大きく伸ばしています。また、摂南大学は薬学部・看護学部・理工学部といった理系医療系分野で確固たる実就職実績を築いています。特定の資格取得や実学分野に特化した場合、文系総合大学の中位学部よりも高い就職決定率を叩き出しています。
誤解3:公募推薦で受かれば序列に関係なく安泰である
関西私立大学の大きな特徴である「公募制推薦入試」ですが、近年は産近甲龍を中心に推薦枠の倍率が高騰しています。特に近畿大学や京都産業大学の公募推薦は倍率が5〜8倍に達する日程・学部もあり、一般入試と同等かそれ以上の激戦となっています。「公募だから簡単に受かる」という旧来の認識で挑むと、秋の段階で大きな挫折を味わうことになります。